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「売る」vs「貸す」どっちがおトク?【前編】

2020.06.30 

住み替えや転勤、相続などが発生した時、自宅を「売る」「貸す」どちらが正解か
多くの方にとって初めての経験ですので、悩んでしまうお客様もいらっしゃいます。
はっきりした意向が無い場合、どんな基準で決めればよいのかでしょうか?
大切な不動産を賢く、お得に活用するためのヒントをご紹介します。
まずはそれぞれにかかる費用や、メリット・デメリットを比較してみましょう。

◆「売る」場合

収入=売却代金-売却経費

主な経費
・仲介手数料(売買代金の3%+6万円)
・抵当権抹消、住所移転登記費用
・収入印紙代
その他必要に応じてかかる経費
・リフォーム、クリーニング費用
・住宅ローン繰上返済手数料
・建物解体費用
・測量費用
・譲渡所得税(売って利益が出た場合)

メリット

・売却代金を一括して得られる
・持ち家の維持管理の手間やその費用が不要になる
・将来の売却価格下落リスクを回避できる

デメリット

・居住用の資産が無くなる
・売却価格が将来上昇した場合、結果的に売却益を失う
・売却価格より住宅ローン残高が多い場合、資金が必要となる

持ち家を売却をすると大きな現金収入が得られ固定資産税や管理費等の維持費が不要となります。
持ち家が土地や戸建の場合に必要な建物の修繕、防犯対策、除草等の負担が無くなります。
売却利益が出る場合には譲渡所得税が発生します。
居住用不動産の売却では、いくつかの軽減措置があり実際に課税されるケースはそう多くありませんが
細かい適用条件があるため注意が必要です。

また、住宅ローンの有無も大きなポイントとなります。
ローンが残っている場合、売却と同時に全額返済する必要があるためその後の金利負担が全て無くなることになります。
特に、ローン残高が多い場合や、完済期間が長期の場合は売却せずに返済し続ける場合と比較すると収支が大きく改善します。

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