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「売る」vs「貸す」どっちがおトク?【後編】

2020.06.30 

◆「貸す」場合
収入= 賃料(他に更新料・礼金の一部)-賃貸経費

主な経費
・仲介手数料(賃料の1か月分)
・管理会社への管理委託料(賃料の5%~10%程度)
その他必要に応じてかかる経費
・リフォーム、クリーニング費用
・固定資産税、都市計画税
・住宅ローン返済額(ローンが残っている場合)
・管理費、修繕費立金(マンションの場合)

メリット

・資産を持ち続けられる
・継続して家賃収入が得られる
・売却価格上昇局面の場合、結果的に得する場合がある
・持ち家を担保に融資を受けることも可能(主にローン完済後)

デメリット

・空室リスクがある
・将来の資産価値の下落リスクがある
・家賃収入に対する確定申告と納税が必要
・維持管理の手間とコストが発生する

賃貸を選択する場合、資産として持ち続けられる点がメリットです。
将来に渡り賃貸経営を続けられれば次の世代へ残す資産となります。

所有物件が駅に近く、周りに大学や工場、商業施設が多い場合は
賃貸需要も高く、マーケットが活発なエリアという見方ができます。

◆「貸す」場合の注意点

普通賃貸借契約は2年毎の更新が前提となる期限の定めの無い契約となります。
借主側に退去の意向が無い場合には、貸主側からの解約や更新拒絶の実現は難しく
貸主側に正当な事由がない限り、借主側に退去頂くことはたいへん困難となります。

◆定期借家契約とは
あらかじめ設定した契約期間が終了した時点で契約が終了し
借主様から明渡しを受けられる、更新の無い契約形態です。
この契約であれば、転勤から戻ってきた時点で再度居住したり、売却することも可能です。
この契約を採用するデメリットは、普通賃貸借契約と比べ、借り手がみつかりにくく
賃料を低めに設定しないと契約に至らない傾向にあることです。

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